共催セミナー関連
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー1 「ISO15189から考える臨床検査室の質と価値」
10月8日(木)
- 座長:
- ペリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク
- 演者:
- ISO15189プログラムマネージャー・審査員(ペリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク)
- 共催:
- ペリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク
▼ セミナー紹介文
その検査室は、個人の頑張りで支えられていますか。それとも、組織として回っていますか。
臨床検査室を取り巻く環境は、人材不足や業務の複雑化などにより大きく変化しています。そのような中、多くの検査室では、個々の経験や努力によって品質や業務が支えられている場面も少なくありません。しかし、持続的に質の高い検査サービスを提供するためには、「頑張る検査室」から、安定して「回る検査室」への転換が求められています。
本セミナーでは、ISO 15189を単なる認定制度としてではなく、臨床検査室を継続的に改善し、安定した運営を支えるマネジメントシステムとして捉え、その考え方を紹介します。PDCAによる継続的改善、検査プロセスの標準化、力量管理、リスクマネジメント、検査結果の妥当性確保など、日常業務に直結する視点を取り上げながら、組織として品質を維持・向上させるための考え方を整理します。
また、業務改善や患者安全の向上、他部門との連携強化など、ISO 15189の考え方がもたらす価値についても紹介します。認定取得の有無にかかわらず、臨床検査室の運営や品質向上に関心のある方々にとって、自施設のこれからを考えるきっかけとなるセミナーです。
ランチョンセミナー2 「機器データが切り拓く臨床検査の可能性 -日立ハイテクがデジタルでめざす「予測」「連携」「精度」の高度化-」
10月8日(木)
- 座長:
- 座⻑:山下 計太(国立大学法人浜松医科大学医学部附属病院 検査部・臨床検査技師⻑)
- 演者:
- 麻生 大輔(株式会社日立ハイテク ヘルスケア事業統括本部 ヘルスケアソリューション事業部)
- 共催:
- 株式会社日立ハイテク
▼ セミナー紹介文
検査室における「医療を止めない」ためのデジタルソリューション構想について提案する。近年、少子高齢化の進行により検査需要が増加する一方で、生産年齢人口の減少に伴う人材不足が深刻化しており、臨床検査分野では業務負荷の増大という構造的な課題が顕在化している。さらに、機器トラブルによる測定停止、ワークフローの複雑化による検査効率の低下、検査異常値の原因特定の困難性といった、発生時には検査を止めかねない重要な課題(ミッションクリティカルな課題)が存在する。これらの課題に対し、日立ハイテクは日立グループが掲げるHMAX™ for Healthcareを基盤とし、「現場(OT)×IT×AI」の融合により、臨床検査におけるミッションクリティカルな課題解決に向け、「予測」「連携」「精度」を軸とした各種デジタルソリューションを提案する。本構想では、機器データをエッジ(検査室内のクローズド環境)、およびクラウド環境において統合的に収集・解析し、AI技術を活用する。「予測」では、予兆保全(CBM:Condition Based Maintenance)による機器故障の未然防止を実現する。「連携」では、ミドルウェアにより検査室内のシステムおよび装置データを一元化し、業務効率化とワークフローの最適化を図る。さらに、「精度」では、検査プロセスの異常検知と検査値の信頼性向上に加え、検査データから疑われる病態の可能性を提示することで、追加検査の提案や見逃し防止に寄与する仕組みを構築する。そして、AIによる検査技師の意思決定支援により、医療従事者や医療機関間の差異に依らない均質な検査運用を可能とする。以上より、採血から報告までの検査プロセスの最適化を通じて、検査の継続性と信頼性を高い水準で両立することで、検査室全体のパフォーマンス向上にとどまらず、医療提供体制全体の高度化に貢献する。

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ランチョンセミナー3 「信頼される検査結果を届けるために
-検査データの質保証で本当に重要なのは何か?さまざまな視点で考える-」
10月8日(木)
- 座長:
- 新関 紀康 先生(浜松医科大学医学部附属病院 検査部)
- 演者:
- 三好 雅士 先生(徳島大学病院 医療技術部 臨床検査技術部門)
汐谷 陽子 先生(東京都立荏原病院 検査科)
小林麻里子 先生(北埼玉医師会立メディカルセンター)
- 共催:
- 株式会社エイアンドティー
▼ セミナー紹介文
信頼される検査結果を届けるために-検査データの質保証で本当に重要なのは何か?さまざまな視点で考える- 臨床検査データの質保証は、信頼性の高い検査結果を医療現場へ提供するための基盤である。その実現には、内部精度管理や外部精度評価、機器・試薬管理、標準化、人材育成、異常値対応など、多岐にわたる取り組みが求められる。しかし、限られた人的・時間的リソースの中で、すべての要素に同等の労力を投じることは容易ではない。各施設ではそれぞれの役割や環境に応じて優先すべき事項を定め、質保証を実践しているのが現状ではないだろうか。 本セミナーでは、大学病院、市中病院、医師会センターという異なる環境で検体検査業務に従事する3名の臨床検査技師を演者として迎え、「検査データの質保証において最も重視していることは何か」をテーマに議論を行う。精度管理、試薬・機器管理、異常値対応、医師との連携、人材育成、標準化など、多様な要素の中から各施設が何を優先し、その背景にどのような考え方があるのかを共有したい。 大学病院では、高度先進医療や専門診療を支えるため、専門性の確保が求められる。一方、市中病院では、日常診療に直結する迅速かつ安定した検査運営が重要な課題となる。また、医師会センターでは、多数の医療機関から受託した検体を扱うため、検体搬送管理やトレーサビリティの確保など、検査前工程を含めた品質管理が重要な役割を担う。それぞれの立場から質保証に対する考え方や実践例を紹介し、その違いや共通点について議論する。 本セミナーは、特定の正解や唯一の方法論を提示する場ではなく、それぞれの現場で培われた経験や知見を共有する場としたい。異なる環境における課題や工夫を知ることで、参加者が自施設における質保証の在り方を改めて見つめ直し、今後の検査業務の改善につながる新たな視点や気づきを得る機会となれば幸いである。

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ランチョンセミナー4 「呼吸器感染症診断における迅速核酸増幅検査の有用性」
10月8日(木)
- 座長:
- 静野 健一(千葉市立海浜病院 臨床検査科 主査)
- 演者:
- 佐藤 勇樹(札幌医科大学附属病院 検査部)
- 共催:
- 杏林製薬株式会社
▼ セミナー紹介文
呼吸器感染症診療では,検査結果が早期治療の開始,抗菌薬・抗ウイルス薬の適正使用,院内感染対策,隔離解除の判断に直結することから,検査における迅速性と正確性の両立が強く求められています。抗原定性検査は簡便かつ短時間で結果が得られ,幅広い場面で用いられていますが,一方で,COVID-19やインフルエンザでは感染初期や低ウイルス量の検体で偽陰性となることがあると言われています。また,肺炎マイコプラズマ感染症では検体中の菌量・抗原量に依存した感度の限界があり,百日咳においても検体採取時期や類縁菌との交差反応などにより偽陰性・偽陽性が問題となる場合があります。従来の核酸増幅検査は高感度・高特異度である一方,結果判明までに数時間を要し,専門的な手技や設備を必要とするため,迅速対応には不向きな側面がありました。 これに対し,近年普及しつつある迅速核酸増幅検査は,高い検出性能を保ちながら短時間で結果を得られる技術として注目されています。現在,迅速核酸増幅検査は,多項目同時検査,外来・救急での迅速診断,感染対策への活用,検査結果に基づく治療選択の最適化などが期待されています。本セミナーでは迅速核酸増幅検査をテーマに,呼吸器感染症に対する直近の迅速核酸増幅検査機器・試薬の動向,抗原定性検査と比較した有用性,今後の課題・展望等について、札幌医科大学附属病院の佐藤先生にご講演いただきます。

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ランチョンセミナー5 「臨床検査技師よ!在宅医療界隈に挑戦を!!」
10月8日(木)
- 座長:
- 坂本 秀生(神戸常盤大学保健科学部医療検査学科)
- 演者:
- 井越 尚子(日本栄養大学 栄養学部 保健栄養学科)
- 共催:
- 富士フイルム株式会社/富士フイルムメディカル株式会社
▼ セミナー紹介文
日本の少子化・超高齢化が直面している医療事情は、地域格差は拭えず、医師・看護師始め医療従事者の人材不足、嵩む医療費による財政圧迫、病院の赤字経営など重大な問題を引き起こしている。国は対策として、地域包括ケアシステムを構築し、各地域全体で個人の健康と生活を支える体制への転換を推進し、日常は在宅医療・訪問診療が行われ、高度医療を行う病院と役割を分担した機能病院とが連携し、医療資源を有効に活用しながら切れ目ない医療提供を行う構想である。ここ10数年間で在宅支援を担う診療所や病院は増え、在宅チーム医療が繰り広げられているが、この輪に臨床検査技師が描かれることは少なく、非常に残念である。また、臨床検査技師養成の教育指導は令和4年度より、在宅医療や認知症について講義は必須となり、臨地実習では在宅医療や訪問診療が含まれる場合も想定されている。 これからは病院を地域とし、自宅を診察室と捉え、<Hospital at Home>と考えるべきで、病院に遜色ない検査を提供できるのは、私たち臨床検査技師である。タスクシフトもあり、POCTの種類も増え、特にエコーは聴診器代わりに扱う職種も増えニーズは高い。検体系の検査は、在宅医療機関単独の場合、患者のベッドサイドでなくても、検体を持ち帰って測定できる。在宅先の件数次第とコスパとの天びんではあるが、試薬調整なく、精度が安定している機器システムを設置すれば、より早く且つより的確な対応に繋がるメリットは大きい。 在宅医療は病院で見る臨床とは少し異なる。キュアマインドでなく、ケアマインドが必要である。臨床検査技師がどう関わり、どう期待されているかを啓蒙・提案してきた立場として事例紹介する。活躍中の技師も、転職や退職も含め、病院組織から1歩飛び出して挑戦してほしいが、需要と供給バランスが取れないのも現状で、在宅医療における課題も紹介したい。

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ランチョンセミナー6 「尿検査における自動化・システム化の最前線
~当院における新型全自動尿分取装置UA・ROBO-5000 RFID 導入による変革~」
10月8日(木)
- 座長:
- 脇田 満(順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床検査部)
- 演者:
- 石澤 毅士(慶應義塾大学病院 臨床検査技術室)
- 共催:
- 株式会社テクノメディカ
▼ セミナー紹介文
新型全自動尿分取装置「UA・ROBO-5000 RFID」の導入により 尿検査前プロセスの自動化と品質向上が実現できました。又、攪拌方式の改良により検体の均質化が向上し、検査後の尿カップ管理は新規廃棄ユニットと検査システム連携で自動化しています。uTRIPSと検体検査システムの連携により、提出から結果報告までのトレーサビリティを確立し、提出漏れ・紛失・遅延の防止や業務効率化が可能となりました。本セミナーではこれらの導入による変革を紹介する予定です。

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ランチョンセミナー7 「免疫迅速検査と副甲状腺機能亢進症診療」
10月9日(金)
- 座長:
- 中前 美佳(大阪公立大学大学院医学研究科 臨床検査・医療情報医学/同附属病院 中央臨床検査部)
- 演者:
- 齊藤 翠( 藤田医科大学病院 臨床検査部)
「当院におけるAccuraseedの導入効果」
日比 八束(藤田医科大学 医学部 内分泌外科)
「『副甲状腺機能亢進症診療ガイドライン2026』に基づく外科治療と検査的疾患管理指針」
- 共催:
- 富士フイルム和光純薬株式会社
▼ セミナー紹介文
【演題1】当院におけるAccuraseedの導入効果
〇藤田医科大学病院 臨床検査部 齊藤翠
当院では、スマートホスピタル推進の一環として、2020年5月に検体検査業務の再構築を行い、自動化学発光酵素免疫分析装置 Accuraseedを導入した。さらに、2025年5月には自動化学発光酵素免疫分析装置 Accuraseed SG720へ更新した。Accuraseed導入による最大の効果は、免疫検査項目のTurnaround Time短縮であった。一般的に18~30分を要する免疫検査の測定時間が10分となったことで、採血から報告まで約1時間を要していた検査が40~50分で報告可能となった。加えて、SG720への更新により試薬・消耗品交換頻度が低減し、1,376床を有する当院においても安定した運用を実現した。また、当学園では規模の異なる関連病院においても同一機種を採用することで、拠点間で精度管理上の課題を共有できる利点が得られた。さらに、モノテスト試薬であるAccuraseedは、日常メンテナンスの負担が少なく、中規模病院においても運用しやすい装置であった。免疫自動分析装置の更新においてはデータ互換性が重要な課題となる。本セミナーでは、当院におけるAccuraseedの運用経験ならびに導入効果について紹介する。
【演題2】『副甲状腺機能亢進症診療ガイドライン2026』に基づく外科治療と検査的疾患管理指針
〇藤田医科大学 医学部 内分泌外科 日比八束
今年度、日本内分泌外科学会から刊行された『副甲状腺機能亢進症(HPT)診療ガイドライン2026』は、我が国の実情に則したHPTへの外科的治療のみならず包括的な疾患管理の診療指針を提示した本邦初のガイドラインである。本セミナーでは、HPTの病態を概説するとともに、原発性HPTの外科治療成功の要である術中迅速PTH測定をはじめ、各種HPT疾患の特性に応じた検査アプローチや長期予後を見据えた疾患管理について、同ガイドラインに基づき解説する。本セミナーを通じ、ガイドライン時代におけるHPT診療のあり方について、検査的疾患管理の観点からともに議論したい。

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ランチョンセミナー8 「梅毒抗体検査の最新知見:ガイドラインに基づく診断アルゴリズムと臨床的解釈の最適化」
10月9日(金)
- 座長:
- 佐藤伊都子(神戸大学医学部附属病院 検査部)
- 演者:
- 高橋 聡(札幌医科大学 医学部 感染制御・臨床検査医学講座)
- 共催:
- デンカ株式会社
▼ セミナー紹介文
梅毒の抗体検査 ― 一点の陽性・陰性から、推移を読む検査へ梅毒の届出数は2013年以降増加を続け、2022年には年間1万例を超えた。先天梅毒も増加傾向にあり、梅毒はもはや特定の診療科の疾患ではなく、あらゆる診療科と、すべての検査室が日常的に向き合う感染症となっている。梅毒は ""the great imitator"" と呼ばれるとおり特徴的な症状に乏しく、診断の軸となるのは梅毒トレポネーマ抗体(TP抗体)と非トレポネーマ脂質抗体(STS)である。しかし両者の陽性・陰性の組み合わせだけでは活動性梅毒・陳旧性梅毒・非梅毒を判別できず、結局のところ「同時測定した定量値の推移」がなければ何も判断できない。感染1か月以内のSTS陰性例、既感染者の再感染、生物学的偽陽性、プロゾーン現象、自動化定量法と2倍系列希釈法における単位表記や測定変動の違い――検査室が押さえておくべき落とし穴は決して少なくない。本セミナーでは、性感染症診断・治療ガイドラインおよび「梅毒診療の基本知識」に加え、2024年に公表されたCDCの梅毒検査に関する勧告(従来型アルゴリズムとリバースアルゴリズム、終点力価の報告方法など)を踏まえ、梅毒抗体検査の原理と使い分け、治療効果判定とserofast reaction、届出基準と診断基準の違い、妊娠期・先天性梅毒での留意点を整理する。そのうえで、検査室から臨床へ何をどう伝えるかを、参加者の皆様と共に考えたい。

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ランチョンセミナー9 「そのNT-proBNP値、臨床でどう使われているかご存じですか? 糖尿病診療における心不全早期発見とリスク評価」
10月9日(金)
- 座長:
- 後藤 慎一(春日井市民病院 技術局臨床検査技術室)
- 演者:
- 岡田由紀子(春日井市民病院 糖尿病・内分泌内科)
- 共催:
- キヤノンメディカルダイアグノスティックス株式会社
▼ セミナー紹介文
糖尿病患者における心不全の早期発見は重要な課題であり、とくに症状や身体所見が現れないStage Bの段階を、いかに捉えるかが鍵となります。本セミナーでは、日本心不全学会が推奨する、糖尿病患者における年1回のNT-proBNP測定(カットオフ125 pg/mL)の意義を解説し、春日井市民病院のK-Pro(Kasugai Protocol)の取り組みを基盤に、糖尿病診療におけるNT-proBNPの活用方法を紹介します。さらに腎機能や血圧指標と組み合わせた心腎代謝リスク評価の視点と、検査部門との連携強化について、分かりやすくお伝えします。

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ランチョンセミナー10
10月9日(金)
- 座長:
- 山口 絢子(産業医科大学病院 臨床検査・輸血部)
- 演者:
- 辻村 和樹(公立芽室病院)
「少人数で支える検査体制の構築 ― 人の動きを起点としたワークフロー再設計による運用効率化 ―」
吉本 尚子(公立西知多総合病院)
「新検体搬送処理システム「FlexLab X」導入による検体検査業務の効率化」
- 共催:
- シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社(LS事業本部)
▼ セミナー紹介文
1.公立芽室病院は、北海道西十勝医療圏に位置し、急性期から在宅医療までを担う地域医療の中核的役割を果たす公的病院である。近年、地方の中小規模病院では人材不足や働き方改革への対応が課題となっており、当院においても限られた体制の中で、効率的かつ持続可能な検査体制の構築が求められていた。このような背景のもと、シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社製の生化学・免疫統合分析装置Atellica CI1900を導入し、生化学および免疫検査装置の集約化を行った。測定状態に影響されることなく作業可能な本装置の特性を活かし、人の動きを起点としたワークフローを構築した。その結果、業務動線の整理と効率的な運用が可能となり、さらにメンテナンス自動化による業務負担の軽減を図るとともに、オンコール時の迅速な検査対応も実現した。本講演では、人の動きを起点としたワークフロー再設計を通じて得られた検査体制構築のプロセスとその導入効果について紹介する。
2. タスクシフト/シェアの時流により、臨床検査分野においては技師の業務量が増加傾向にある。一方で病院の経営環境と若手人材の確保は年々厳しさを増しており、効率的な検査体制の構築は喫緊の課題である。公立西知多総合病院において、近隣する3つの病院が統合してから10年という大転換期を乗り越えるには、検体搬送処理システム導入が必須であった。本システム導入を契機に検体部門を統合し、これまで独立していた生化学・免疫・血球計数・凝固・HbA1c 各検査業務を整流化・効率化を実施した。その結果として創出された人員を生理検査/採血など人でなければできない業務へシフトすることで、検査枠の確保・患者さんの待ち時間削減が可能になり、当院の理念である「患者さんのために」の体現に資するとともに、精度管理業務工数削減による職員の時間外勤務削減も実現することができた。本講演では、新搬送システム導入における具体的手法と運用上の工夫および効果について報告する。

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ランチョンセミナー11 「精度管理に"正解"はあるかーSigma metricsが問いかけること」
10月9日(金)
- 座長:
- 金森 肇(金沢大学 感染症科学・臨床検査医学)
- 演者:
- 中川 央充(慶應義塾大学病院 臨床検査科)
- 共催:
- ベックマン・コールター株式会社
▼ セミナー紹介文
現在の内部精度管理(IQC)の課題として、ターゲット値の妥当性や、臨床医と検査室のそれぞれが求める精度のギャップなどが指摘されています。こうした長年の課題への新たな解として、いま世界的に注目が高まっているのが「Sigma metrics(シグマメトリクス)」です。Sigma metricsは、総許容誤差(TEa)に対して、自施設の正確さ(Bias)と精密さ(CV)がどれだけの余裕をもって収まっているかを、一つの数値で「見える化」する指標です。米国CLIA 2024改訂によるTEaの大幅な厳格化を背景に、精度保証のあり方を根本から問い直す動きが世界で加速しています。シグマ(σ)値に応じてQCルールを最適化するWestgard Sigma Rulesへ接続すれば、限られた検査室資源を「どこに、どれだけ」配分すべきかの判断を支える、強力なツールとなり得ます。一方で本指標は工業分野で生まれた理論であり、臨床検査室へ適用する際にはBias算定の考え方やTEa基準の選択など、正しく押さえておくべき前提も存在します。本セミナーでは、Sigma metricsの可能性と限界を客観的な視点から整理し、過剰なQC負担から検査室を解放しながら、いかに「科学に誠実な精度保証」を実現するかを、基礎からわかりやすく解説します。明日からの精度管理を見つめ直すきっかけとして、ぜひ気軽にお立ち寄りください。

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ランチョンセミナー12 「「つなぐ」ことで変わる検査室の未来~BloodScienceWorkcellで実現する新しいワークフロー~」
10月9日(金)
- 座長:
- 蔵野 信(東京大学医学部附属病院検査部)
- 演者:
- 狩野 春艶(兵庫医科大学病院 臨床検査技術部)
後藤 雅史(株式会社 武蔵臨床検査所検査部 品質保証課)
- 共催:
- シスメックス株式会社
▼ セミナー紹介文
わが国の検体検査は,医療提供体制の再編や働き方改革への対応,さらにISO15189 に代表される品質保証要求の高度化など,複数の変化に同時に向き合う局面にある.加えて,人口構造や医療需要の変化,人材確保・定着,技能継承,病院経営の厳しさを背景に,従来の人手依存型運用を見直し,迅速性・品質保証・持続可能性をいかに両立させるかが重要な課題となっている. 兵庫医科大学病院では,2026年秋に予定されている新病院棟への移転と機器更新を契機に,検体検査室の再設計に着手した.血液検査部門では,血液・凝固検査における検体投入・回収の搬送化による省力化に加え,スタッフの疲労に配慮した移動負荷の軽減と動線の最適化,TAT の平準化,さらには時間的余裕の創出による若手育成やモチベーション向上までを視野に入れて見直しを進めた.その具体策として,これまでになかった血算と凝固を搬送連結する Blood Science Workcel(l BSWc)の導入を決断した. 一方,統一化された作業・設備による均質な検査サービスの提供を目指す武蔵臨床検査所においても,人材確保・定着,検査の手離れ向上,技師の見聞を広げる体制づくり,さらに検査品質向上を見据えた省力化を背景として,国内1号機となるBlood ScienceWorkcel(l BSWc)を2026 年3 月に導入した. 本セミナーでは2 人の先生方に講演いただくが前半では,日本の検体検査が置かれている状況を踏まえ,兵庫医科大学病院が何を課題と捉え,どのような姿を目指し,なぜBSWc を導入したのかを検査責任者の視点から共有する.後半では,武蔵臨床検査センターより,実際の稼働経験を基に,導入前後の業務・検体フロー,人員配置,周辺業務への波及効果,スタッフの受け止めなど,現場で生じた変化を共有する.本セミナーはBSWc への理解を深めるとともに,省力化によって生まれた余裕を起点として,今後どのように検査室運営を進化させていくかを考える機会としたい.
ランチョンセミナー13 「HCV排除に向けた最終戦略:HCV Duoがもたらす診断フローのパラダイムシフト」
10月9日(金)
- 座長:
- 藤野 達也 (独立行政法人国立病院機構長崎医療センター 臨床検査部)
- 演者:
- 八橋 弘 (長崎県病院企業団 / 独立行政法人国立病院機構長崎医療センター)
- 共催:
- ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
▼ セミナー紹介文
C型肝炎早期治療に向け未診断者特定が重要視される中、既往・現感染の判別やRNA確認、ウインドウ期、既往感染・偽陽性対応の負荷が従来スクリーニングの障壁です。本講演では抗体・コア抗原同時測定の「HCV Duo」を用い、ウインドウ期短縮や問い合わせ削減を達成した長崎医療センターの実運用を解説いただきます。HCVスクリーニング検査フロー最適化で業務効率化とLink to Careを両立した、臨床検査技師必見のお話です。

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ランチョンセミナー14 「動き始めたLp(a)の国際標準化」
10月9日(金)
- 座長:
- 山本 裕之(京都府立医科大学附属北部医療センター 臨床検査技術課)
- 演者:
- 三井田 孝(順天堂大学大学院 医療科学研究科 臨床検査学専攻)
- 共催:
- 積水メディカル株式会社
▼ セミナー紹介文
臨床検査値の互換性確保は、診断や治療効果判定における大前提である。しかし測定原理によっては、しばしばキット間の値の乖離が課題となる。その代表例がリポ蛋白(a)である。本セミナーでは、Lp(a)測定が抱える構造的な課題を整理するとともに、2026年から開始された新認証プログラムが国内の臨床現場およびメーカーにどのような変革をもたらすのかを考察する。

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ランチョンセミナー15 「人が育つ検査室をつくる―世代を超えた対話と相互尊重の実践―」
10月10日(土)
- 座長:
- 三浦ひとみ(東京女子医科大学病院 中央検査部)
- 演者:
- 脇田 満(順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床検査部)
- 共催:
- キヤノンメディカルシステムズ株式会社/キヤノンメディカルダイアグノスティックス株式会社/キヤノン株式会社
▼ セミナー紹介文
臨床検査室を取り巻く環境が大きく変化する中、検査の質と医療安全を支え続けるためには、人材育成と組織づくりがこれまで以上に重要となっています。本セミナーでは、「”人が育つ検査室”をどうつくるか」をテーマに、順天堂大学医学部附属順天堂医院における実践的な取り組みをご紹介します。若手スタッフを対象とした対話会や、世代・立場を超えたコミュニケーションの工夫、複数施設合同での研修会や職場改善活動などを通じて、スタッフ一人ひとりの主体性を育み、安心して働ける職場づくりについて考えます。また、お手持ちのスマートフォンを用いたリアルタイムアンケートを実施し、「若手スタッフは自由に意見を発言できているか」「世代間で価値観を語り合う機会があるか」などの問いを通じて、参加者の皆様の生の声を共有します。さらに、検査の質の維持・向上を考えるうえで、人材育成や組織づくりに加え、検査機器・試薬・精度管理などに関する話題にも触れながら、よりよい検査室のあり方を考えます。リアルタイムアンケートによる参加者の皆様の生の声を共有し、ともに考えることで、それぞれの施設での新たな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

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ランチョンセミナー16 「高齢化社会の中での医療安全―HBV再活性化を再考する」
10月10日(土)
- 座長:
- 佐藤伊都子(国立大学法人 神戸大学医学部附属病院 検査部)
- 演者:
- 奧山 竜平(アボットジャパン合同会社)
「診断支援システム Diagnostic Support System (DSS)を用いたHBV再活性化への対策」
柘植 雅貴(広島大学病院 肝疾患センター)
「高齢化社会の中での医療安全―HBV再活性化を再考する」
- 共催:
- アボットジャパン合同会社
▼ セミナー紹介文
近年の免疫抑制療法や化学療法の普及、高齢化の進展に伴って、HBV再活性化およびde novo B型肝炎対策の重要性がますます高まっています。各種ガイドラインでは、免疫抑制療法・化学療法開始前にHBs抗原、HBs抗体、HBc抗体の3項目を同時測定することが推奨されており、保険診療上も認められています。しかしながら、現在もこれら3項目同時測定が十分に実施されていない施設や、HBs抗体・HBc抗体検査を外注している医療機関が少なくありません。本セミナーでは、近年増加する免疫抑制療法や化学療法を受ける患者におけるHBV再活性化対策を題材に、高齢化社会に求められる医療安全のあり方について考えます。特にde novo B型肝炎発症予防の重要性に焦点を当て、診療報酬や各種ガイドラインの変遷を踏まえながら、適切なスクリーニングの実践、検査部門と臨床部門の連携、院内運用の課題と今後の展望について解説します。また、HBV再活性化・de novo B型肝炎対策の現状と課題を整理し、医療安全の向上に向けて臨床検査技師が果たすべき役割や、実践可能な院内連携のあり方について考察する機会とします。

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ランチョンセミナー17 「BNP活用が拓く地域医療連携と心不全管理の新戦略」
10月10日(土)
- 座長:
- 高原 充佳(大阪大学医学部附属病院 臨床検査部)
- 演者:
- 前田 美歌(済生会熊本病院 心臓血管センター 循環器内科)
- 共催:
- 東ソー株式会社
▼ セミナー紹介文
超高齢社会を迎えた本邦では、心不全患者数の増加と再入院率の高さが地域医療に大きな負担を与えている。特に、症状出現後に初めて医療介入が行われる従来型の心不全診療では、急性増悪の予防や早期介入が十分に機能していない。2025年改訂版心不全診療ガイドラインでは、心不全の定義が国際的に統一され、ステージA・Bの無症候期からの介入が強調されるとともに、BNP/NT-proBNP測定の役割が大幅に拡大した。BNPは心筋ストレスを鋭敏に反映する一方、腎機能・年齢・肥満・炎症などの影響を受けるため、絶対値のみでの判断には限界がある。しかし、地域医療においては、簡便・迅速・非侵襲で測定可能という特性が、スクリーニングから専門医紹介、慢性期管理まで幅広い場面で有用である。特に、BNP≥35 pg/mL(NT-proBNP≥125 pg/mL)を境とした前心不全の拾い上げは、心エコー未実施の一般医療機関において重要な役割を果たす。また、急性心不全では退院時BNPが予後と強く相関し、慢性期では経時的変化(30%以上の増減)が治療調整の指標となることが示されている。当院では、年齢別カットオフを用いた心ストレススクリーニングや、地域医療機関とのBNP連携を通じて、潜在的心不全患者の早期発見と再入院予防に取り組んでいる。本講演では、BNPの生理学的背景、限界、ガイドライン改訂のポイントを整理し、地域医療における実践的な活用法を提示する。BNPは単なるバイオマーカーではなく、急性期病院とかかりつけ医をつなぐ「共通言語」として、心不全パンデミックに対抗する鍵となり得る。

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ランチョンセミナー18 「病院DXと高度医療が拓く未来:医療安全・働き方改革と臨床検査プラットフォームの展望」
10月10日(土)
- 座長:
- 稲葉 亨(京都府保健環境研究所 / 京都府立医科大学 感染制御・検査医学)
- 演者:
- 佐和 貞治(京都府立医科大学附属病院)
- 共催:
- シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社(POC事業本部)
▼ セミナー紹介文
近年、少子高齢化に伴う医療需要の複雑化や医師の働き方改革への対応など、病院経営は大きな転換期を迎えている。当院ではこれらの課題に対し、病院デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進と高度な先進医療体制の構築を軸とした変革を精力的に進めてきた。業務効率化と患者サービス向上の両立を目指したDX推進では、「Saku洛連携」によるウェブ外来受診予約システム、病床管理支援システム、医療説明業務支援サービス、および説明同意書のペーパーレス電子化システムを順次導入した。これに伴い、病院4階エリアに「患者サポートセンター」を新設し、入退院支援機能の充実を図っている。さらに、電子カルテ内での生成AI利用やリモートアクセスの環境整備、音声の日本語化による診療記録記載システム、病床管理における早期警戒システム(EWS)などを一挙に導入し、医療安全の強化と現場のタスクシフト・働き方改革を具現化してきた。また、高度医療の分野では、手術支援ロボットの3台目導入や最新のAI支援血管造影装置の稼働により低侵襲かつ精密な医療を展開する一方、京都府指定の第一種感染症指定医療機関として、パンデミック後も懸念される新興感染症患者の即時受け入れ体制を常時整備している。このような激変する病院インフラの中で、医療安全と質の向上を担保する要となるのが臨床検査および臨床検査技師の役割である。今後は、各現場に分散する検査機器の一元管理や品質管理の標準化に留まらず、IoTに基づく検査データのクラウドデータベース化、そしてダッシュボードによる可視化を統合した「インテリジェンスプラットフォーム」の構築を検討していく必要がある。本セミナーでは、当院のDXと高度医療の実践を共有し、次世代の臨床検査が果たすべきイノベーションへの期待を展望する。

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ランチョンセミナー19 「公立大学病院における収益改善の取り組みとその方法について」
10月10日(土)
- 座長:
- 前田 卓哉(埼玉医科大学 医学部 臨床検査医学)
- 演者:
- 黒沢 貴之(横浜市立大学附属病院)
「公立大学病院における収益改善の取り組みとその方法(現場の視点から)」
松井 達也(公立大学法人横浜市立大学)
「公立大学病院における収益改善の取り組みとその方法(経営の視点から)」
- 共催:
- ダナハー(ベックマン・コールター株式会社/ラジオメーター株式会社)
▼ セミナー紹介文
臨床検査部門は、日々生み出されるデータを活用しながら、医療の質向上だけでなく病院経営にも大きく貢献できる可能性を秘めています。本セミナーでは、公立大学病院における実践事例を通じて、臨床検査技師の改善活動がどのように収益改善や組織価値向上につながるのかをご紹介します。前半では、検査部門と事務部門が連携し、課金形式を採用した機器更新を実現した事例を取り上げます。さらに、MDW(単球サイズ分布幅)の活用を通じて、機器更新を単なる設備投資で終わらせるのではなく、新たな臨床価値創出へ発展させた取り組みを紹介します。現場で培われたデータ分析力や改善力を、部門運営や経営課題の解決へ展開するヒントをお届けします。後半では、法人経営の視点から、現場の改善活動を持続的な組織成長へ結び付けるための考え方を解説します。データに基づく意思決定、部門横断での協働、人材育成を通じて、改善を個人の努力に依存しない再現可能な仕組みへと昇華させるための実践的なアプローチを共有します。臨床検査の現場力と経営力をいかに融合し、組織全体の価値創出につなげるのか。現場改善から経営変革までを一貫して学べるセミナーです。

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ランチョンセミナー20 「術後敗血症の現状と課題 外科医の立場から」
10月10日(土)
- 座長:
- 志馬 伸朗(広島大学大学院 医系科学研究科 救急集中治療医学)
- 演者:
- 吉富 秀幸(獨協医科大学埼玉医療センター 外科(肝胆膵外科))
- 共催:
- シスメックス株式会社
▼ セミナー紹介文
消化器外科手術の全国的なデータベースであるNationalClinical Database の解析では,侵襲が大きいとされる食道切除や膵頭十二指腸切除の術後成績をみると,2011 年にはそれぞれ,3.2%/2.9% であったものが,2020 年では1.5%/1.8% と大きく減少している.しかし,この間の合併症率は上昇しており,死亡率の減少は合併症対策の進歩の証である.そのためには検査技師も含めた多職種チームによる周術期管理の広まりが重要であることが示されている.消化器手術後の合併症対策としては感染症の制御が重要となる.膵頭十二指腸切除後の重症合併症のうち,手術部位感染症,敗血症は40% 以上を占めているとされ,また,閉塞性黄疸を伴う肝切除例では感染により容易に肝不全を来たす.黄疸は腸内細菌叢の変化によりBacterialtranslocation が起こりやすく,感染性合併症が重篤になる一因である.感染性合併症に対するには:出来るだけ早期に感染兆候に気づく,適切な感染巣のドレナージを行う,適切な抗菌薬投与を早期に開始する,等がとなる.感染兆候の早期発見,重症度評価のため,近年,Procalcitonin,Presepsin,Interleukin-6 などの測定の有用性が報告されている.しかし,これらの測定はコストの問題もあり,十分に普及しておらず,実臨床での有用性は限定的である.今後,これらに代わる簡便で安価な検査法が開発されることが望まれる.また,近年の耐性菌の広がりも考えると,細菌の同定もできるだけ早期に可能となる事がのぞまれる.我々外科医としてはこのような測定法が開発される事を強く望んでいる.このような背景をふまえ,講演では感染性合併症を中心に消化器外科周術期合併症について現状を解説し,どのような新しい検査法の開発を外科医がのぞんでいるかについても提示したい.
ランチョンセミナー21 「現状分析から始まる「次世代検査室の設計」 ~当たり前を完遂する機器導入プロセスと10のキーワード~」
10月10日(土)
- 演者:
- 門脇 未奈 様(日本海総合病院)
大場 知世 様(日本海総合病院)
「日本海総合病院が実践する次世代検査室設計 ~現状分析から導いた最適解の事例共有~」
石原 典明(ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社)
「事例から紐解く『10のキーワード』の本質 ~失敗しない次世代検査室の設計思想~」
- 共催:
- ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
▼ セミナー紹介文
【タイトル】現状分析から始まる「次世代検査室の設計」〜当たり前を完遂する機器導入プロセスと10のキーワード〜「機器更新はSOPの改訂や書類作成が面倒だから、今までと同じ機械でいい」――そんなジレンマを抱えていませんか? 新しい機器への期待よりも、導入後の膨大な書類仕事を考えて憂鬱になるのは、現場の切実な本音です。本セミナーの前半では、日本海総合病院の現場スタッフをお招きし、プロセス主導への転換を図ったリアルな軌跡をご報告いただきます。リスクマネジメントに基づく稼働前検証の苦労から力量評価まで、徹底的に実務へ落とし込んだプロセスは必見です。後半は、この実践を裏付ける理論として「10のキーワード」を解説。プロセスの見直しによって、機器更新時のあの「書類業務の負担」をいかに削減できるのかを紐解きます。現場の誰もが報われる、次世代の機器導入プロセスをぜひお聴き逃しなく。次の機器更新をスマートに乗り切りたい皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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ランチョンセミナー22 「臨床検査×薬物動態解析が拓く次世代TDM ― 質量分析による治療最適化の最前線 ―」
10月10日(土)
- 座長:
- 松下 弘道(慶應義塾大学医学部 臨床検査医学)
- 演者:
- 寺薗 英之(鹿児島大学病院 薬剤部)
- 共催:
- 株式会社島津製作所
▼ セミナー紹介文
治療薬物モニタリング(TDM)は、抗菌薬・抗てんかん薬・免疫抑制薬など薬物血中濃度の個体差が大きい薬剤において、有効性と安全性を両立させるうえで不可欠な臨床ツールである。近年、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC-MS/MS)の臨床検査への導入が加速し、従来の免疫測定法では識別困難であった代謝物の同時定量や微量試料への対応が現実となりつつある。本講演では、薬剤部が実践するTDMの具体例を紹介するとともに、薬剤師がLC-MS/MS測定結果をいかに解釈し、母集団薬物動態(PPK)モデルによる個別推定値として医師へフィードバックしているかを具体的事例でお示しいただく。

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機器試薬セミナー
機器・試薬セミナー(従来セッション)
10月9日(金)13:00~14:40
- 演者:
- 鈴木 卓磨(キヤノンメディカルダイアグノスティックス株式会社)
「NT-proBNP測定キット「デタミナーLX NT-proBNP」のご紹介」
内田 成則(デンカ株式会社 ライフイノベーション部門 臨床試薬開発部)
「HDL-C測定試薬 HDL-RX「生研」, LDL-C測定試薬LDL-RX「生研」のご紹介」
柳田 智代(デンカ株式会社 ライフイノベーション部門 臨床試薬開発部)
「汎用自動分析装置用抗トレポネーマ抗体測定試薬「TPAb-ラテックス「生研」」のご紹介」
立花 悟(富士フイルム和光純薬株式会社 臨床検査薬事業部 西日本学術部)
「「自動化学発光酵素免疫分析装置 Accuraseed SG720」のご紹介」
濱田 竜也(日本光電工業株式会社 技術開発本部IVD技術開発部)
「EDTA加全血による迅速Dダイマー測定の実現 ~MEK-1303 Celltac α+の新たな可能性」
- 共催:
- キヤノンメディカルダイアグノスティックス株式会社
デンカ株式会社
富士フイルム和光純薬株式会社
日本光電工業株式会社

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「機器・試薬セミナー(特別セッション)
10月9日(金)13:00~14:40
- 座長:
- 吉川 直之(東京大学医学部附属病院 検査部)
「心不全診療を支えるナトリウム利尿ペプチド測定~BNP/NT-proBNP、今知っておきたいポイント~」
- 演者:
- 小野 翔平(富士レビオ株式会社 製品企画本部 学術部 メディカルアフェアーズ課)
「BNP・NT-proBNP測定の特性と結果解釈のポイント
- ルミパルスプレスト BNP・ルミパルスプレスト NT-proBNPのご紹介」
桑原宏一郎(信州大学 医学部 循環器内科学教室 教授)
「心不全の予防と治療にBNP・NT proBNPを使いこなそう!」
- 共催:
- 富士レビオ株式会社

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